また中田翔が決めた!日本が4対2でドミニカ共和国をねじ伏せて開幕3連勝!

「世界野球WBSCプレミア12」の1次ラウンドBグループの第3戦が12日、台湾・桃園国際球場で行われ、日本が4対2でドミニカ共和国に勝利。開幕3連勝を飾った

 06年、09年のWBC王者の日本と、13年のWBC王者・ドミニカ共和国との対戦。前夜にサヨナラ勝ちを収めた日本は22歳の若き右腕・武田翔太、開幕2連敗スタートとなったドミニカ共和国は昨季まで中日でプレーしていた身長2メートル超の大型右腕・D.カブレラを先発マウンドに送った

 先手を奪ったのは日本。初回2死から3番・山田哲人が2塁打で出塁すると、続く4番・中村剛也の打ち上げた打球を相手二塁手と右翼手が交錯して落球。幸運な形で日本が1点を先制すると、4回には2四球で1死1、2塁のチャンスを掴むと、前日5打点の6番・中田翔が「体勢は崩されていたんですけど、しっかりと粘れた」と変化球に上手くバットを合わせて内野の頭を越す技ありのタイムリーヒットを放ち、2点のリードを奪った

1回1死満塁のピンチを併殺で切り抜けた先発・武田は、その後も再三ピンチを招きながらも必殺のカーブを武器に後続を断って無失点。しかし、4回を投げ終えたところで右足に違和感を訴えて降板となった。その後を受けた小川泰弘は、5回、6回と2イニング連続の三者凡退の好リリーフを見せたが、3イニング目となった7回に落とし穴。先頭のT.エルナンデスの打球がレフトに舞い上がると、左翼手・筒香が目測を誤って2塁打に。守備のミスからピンチを招くと、1死後に9番・R.ロドリゲスにレフトへ同点2ランを被弾し、試合は振り出しに…

だが、侍ジャパンがここから再び底力を見せる。直後の8回、この回からマウンドに上がった相手3番手・D.デヘススに対して、1死後から山田、2死後に筒香がともに四球を選ぶと、さらにボークで2死2、3塁となり、ここでまたも中田が、「ピッチャーのために何とか1点でも取ってあげたいと思っていた」と、今度は三塁線を破る勝ち越しの2点タイムリー2塁打。力強いガッツポーズにベンチも総立ちとなった

 その後、8回を山﨑康晃、最終回を松井裕樹が抑えてゲームセット。「昨日、今日と、なかなか楽には勝たせてくれないですね。打線ではホント、中田さまさまですね。まだまだ先は長いですけど、緩めずにやっていきたい」と小久保裕紀監督。次戦は13日、中1日あけてのアメリカ戦(桃園)。4連勝で一気に準々決勝進出を決めてもらいたい。

サヨナラタイムリー

中田翔選手を歓喜の表情で迎える坂本勇人選手と秋山翔吾選手(埼玉西武)

かっこいいなぁ…